不動産学部不動産学科

豊かな暮らしや活力あるビジネスを実現するため、住宅・マンション・オフィスビル・ショップ・土地の利用など、私たちの生活環境すべてを総合的に考えるのが不動産学です。
住まいや街づくりは、経済学、法学や工学といった今まで個別に研究されてきた学問だけでは実現できません。
不動産学として総合的に学ぶことで、実社会で役立つ知識・スキルが身につきます。
欧米諸国で盛んな不動産学を学べるのは日本で唯一、明海大学だけです。

不動産学科の特色

1 目的に応じたコース

不動産学科は、不動産の経営や不動産を取り巻くさまざまな制度や理論について学ぶビジネスコース、不動産の開発や取引に欠かせない鑑定・金融を学ぶファイナンスコース、建築デザインやまちづくりについて多角的な視点で学ぶデザインコースに分かれています。

2 4年間一貫少人数ゼミ

教員と学生の距離を近づけてきめ細やかな指導を行う少人数教育を重視。1年次の「不動産学基礎演習」、2年次の「不動産取引演習」、3年次の「不動産学研究」、4年次の「卒業論文」と4年間一貫のゼミによる少人数指導で、学生一人ひとりの成長を強力にバックアップします。

3 特徴ある進級要件

不動産学科では2年次、3年次の進級要件として、宅地建物取引士の資格取得を定めています。※そのため、1年次のうちに取得できるようカリキュラムを編成し、試験合格をめざす科目や模擬試験などを充実させています。
※進級判定には学内試験を併用します。

4 幅広い業種への就職

将来の活躍の場は不動産、建設業界だけにとどまりません。例えば融資を行う金融機関や、倉庫や工場など広大な不動産を保有する大手メーカー、店舗の立地が重要な経営戦略となる小売業や外食産業、都市計画を推進する地方公務員、不動産を利用する一般企業など、さまざまな業界で不動産の知識は必要とされています。卒業後は多岐にわたる職種での活躍が期待されます。

カリキュラム

ピックアップ科目

不動産鑑定評価論

個人の生活や企業のビジネスに大きく影響する土地や建物を売り買いする場合の価格、貸し借りする場合の賃料を精緻に求める理論と手法を学修します。不動産分野で最難関の国家資格である不動産鑑定士をめざすきっかけともなる授業です。

住宅地計画実習

住宅地計画とは住宅の集団的な計画・整備や、既成住宅地の保全・修復・再開発の計画です。多様な条件や、住み手の生活や居住地への愛着、主体的な街づくりを総合的に考え、地区や住宅の設計・製図能力を養います。

不動産法入門

不動産学を学ぶ上で必要な法律の知識を修得するにあたり、法制度の目的や構造を理解し、重要な法概念を身につけることにより、不動産関連法の基礎的知識を修得することをめざします。

不動産ファイナンス

「お金」と「時間」と「金利」は密接に関連しています。不動産ビジネスでは、これら3つの要因をマネジメントすることが求められます。そのためには、高度な専門知識と分析技術が必要です。本講義では、不動産分野のデータ・サイエンティストの育成をめざします。

教員メッセージ

これからの時代を豊かに
強く生きぬくために不動産学が示すもの

小杉 学 准教授

不動産学は、これからの時代を豊かに強く生きぬいていくために必要不可欠な学問です。都市で暮らし働くことを、安全に健康的に、便利で快適にするためには、先人たちが行ってきた創意工夫、トライアンドエラーがどのようなものかを知ることから。過去をひも解くことが新たな知見につながっていきます。将来、日本の人口が少なくなっても、都市計画や空き地の活用方法を見出すことで、人々の暮らしを大きく変えることができる。その可能性とヒントが、不動産学にはたくさん用意されています。また、考える力・調べる力・読解力を養うことが学習を始める上の基礎であり、そうした社会に出る前の基礎力を鍛えることもカリキュラムに盛りこまれています。不動産学で世の中と対峙する、皆さんのそんな好奇心を求めています。

資格

宅地建物取引士

不動産関連企業への就職時に有利になるだけでなく、不動産を扱う建設会社や銀行などの金融機関で働く場合にも活かせる資格として人気なのが宅地建物取引士(宅建士)です。宅建士は、土地や建物の売買などの際に必要となる国家資格で、合格率は毎年全受験者の16%前後です(2018年度は15.6%)。不動産学部では、1年次、遅くとも2年次までに宅建士の資格試験に合格することをめざし「不動産取引演習」などの必修授業や模擬試験などを実施し、夏には宅建合宿を行います※。大学に併設されたオープンカレッジの宅建講座も受講でき、資格取得のサポートは万全です。
※進級判定には学内試験を併用します。

留学

留学先:イギリス ケンブリッジ大学

イギリスの街を不動産学の視点で観察
海外を見たからこそ、日本を見る目が変わりました

留学前、日本とイギリスの街づくりを比較するために事前学習を行い、私は「街の開発地」について調べました。同じゴールをめざしていても、日本とイギリスでは計画から手法まで異なり、価値観の違いや環境の制約が表れています。ケンブリッジの街並みを見ると、建物の色や高さがルールで決められており、統一感が景観の美しさを生み出していました。帰国後、改めて日本の街並みを目にすると、これまでとは違った景色に見えて発見もたくさんありました。実物を見ることの大切さを実感したので、次の留学に向けて準備を進めています。

松永 透 さん
不動産学部 不動産学科 3年(東京都立 足立新田高等学校 出身)

主な研修先(2018年度実績)

※スマホで横スクロール表示になります。

研修・留学先 期間 人数

費用概算( )内は自己負担額概算

ケンブリッジ大学(イギリス)

10日間 4人

61万円(全額大学負担)

7人 61万円(40万円)

江原大学校ほか(韓国)

7日間 1人

16万円(全額大学負担)

7人 16万円(9万円)

※費用概算の( )内は自己負担額概算。※自己負担額概算は明海大学浦安キャンパス派遣留学生奨学金などを除いた概算金額となります。
※費用は上記概算金額のほかに、本学への学納金および現地での生活費が必要となります。また、研修先の授業料や航空運賃、為替相場などによって変動します。

進路

就職先:三菱UFJ不動産販売株式会社

資格取得など、着実に努力を重ねた大学生活
就職活動では自分らしく働ける企業に出会えました

両親が不動産会社を経営しているため、将来の選択として不動産業界を自然と意識していました。高校生の時はソフトボール部で部活一筋。大学に入学する際、「ここからは、1年に1つの資格を取ろう!」と心に決めていたので、1年生からモチベーションを持って勉強できたと思います。3年生になって就職活動が始まると多くの企業に触れる機会があり、自分とのマッチングに一番悩みましたが、大学でもたくさんアドバイスをいただき、自分に最も合った企業を選ぶことができました。知識はまだまだ勉強が必要ですが、積極的に行動することでお客様に満足していただける仕事がしたいです。

齋藤 亜美 さん
不動産学部 不動産学科 2019年3月卒業(習志野市立 習志野高等学校 出身)

[主な就職先(過年度実績5か年)]

アーネストワン、アイレントホーム、アエラスグループ、あさひ、伊藤忠アーバンコミュニティ、エイブル、オープンハウス、木下工務店レジデンス、鴻池組 東京本店、コーチ・ジャパン、新昭和、新日本建設、スウェーデンハウス、スターツコーポレーション、住友不動産販売、住友林業ホームサービス、積水ハウス、積和不動産、綜合警備保障、大京穴吹不動産、タイセイ・ハウジー、大東建託、大和ハウス工業、大和リビング、タマホーム、千葉興業銀行、東急リバブル、東京セキスイハイム、東京建物不動産販売、TOKAIホールディングス、野村不動産アーバンネット、野村不動産パートナーズ、ハウスコム、ハウスメイトグループ、白洋舎、福屋ホールディングス、ポラス、前田製作所、丸善、みずほ不動産販売、三井住友トラスト不動産、三井不動産リアルティ、三菱地所ハウスネット、三菱UFJ不動産販売、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ミニミニ、明和地所、ヤマト運輸、夢真ホールディングス

教員リスト

■教授
小川清一郎(民法)/ 斎藤千尋(都市空間設計)/ 周藤利一(土地法、比較法政策)/ 中城康彦(不動産経営計画、不動産鑑定評価)/ 中村喜久夫(不動産取引関係法)/ 浜島裕美(民法、環境法)/ 表 明榮(GIS、基盤施設計画)/ 山本 卓(財務会計)

■准教授
兼重賢太郎(法社会学、都市計画法)/ 小杉 学(集合住宅管理、都市計画)/ 小松広明(不動産ファイナンス)/ 宅間文夫(都市経済学、地域経済学)/ 原野 啓(都市経済学)/ 本間 勝(環境法)/ 前島彩子(建築構法)

■講師

中田裕子(英文法、信託法)

■特任准教授
石川秀才(不動産取引関係法)/ 竹迫守夫(不動産取引関係法)/ 塚原光顕(建築設計)

[共通科目(人間力形成教育)担当教員]
■教授
杉浦雄策(運動生理学)

講義概要

講義概要はこちらからご覧ください。