卒業生ミニ講演会

10月11日、浦安キャンパスにおいて、本学卒業生の庭山恵太さんをお招きし、「楽しく学ぶ!突破する力!本質を突く!」をテーマにミニ講演会を開催しました。

庭山さんは本学大学院を卒業後、国際交流基金のプログラム「日本語パートナーズ」の派遣事業に参加し、インドネシアの高校において日本語のALT(※1)をしました。

また、420時間の日本語養成講座に通い、来月11月からはインドネシアにおいてEPA介護士・看護師(※2)の訪日前研修の日本語講師として派遣予定です。

講演では、「日本語パートナーズ」の活動や、インドネシアでの国際協力の経験としてのスマトラ島の小学校へ浄水器を届ける活動、11月から派遣されるEPA介護士・看護師の日本語教育のお話、教育福祉の重要性や子どもの貧困の問題などについて触れつつ、浦安市学習支援「ドラフトゼミ」での活動などをお話ししてくださいました。

庭山さんの卒業後の貴重な経験は、本学の外国語学部の学生に対してひとつの素晴らしいモデル示してくださるものでした。

参加した学生からは、「無目的に生活している自分に喝を入れていただいたようです」との感想が聞かれました。

 

(※1ALT…Assistant Language Teacher。外国語を母国語とする外国語指導助手。

(※2)EPA介護士・看護師経済連携協定に基づき日本が受け入れを行う介護士・看護師

 

―後輩たちへのメッセージー

2013年度卒業生 庭山恵太

 

私は英語教師、学童保育、学習支援など様々な経験をしてきました。インドネシアの高校で日本語のALTをしたときの話です。高校3年生は卒業に関わる実技試験があります。試験で日本語の劇を行います。私はこの大切な試験の評価を急遽お願いされ、緊張して教室へ向かいました。ところが、私は終始笑いっぱなしで評価をすることになるのです。劇の内容は、旅行に行って友達を置いて帰ってしまう話、アイドルのオーディションで娘ではなく一緒にいるお父さんがアイドルを志望する話などオチまでついています。それを生徒たちは日本語で流暢に衣装まで作って演じています。生徒の劇を見て楽しく学ぶということの素晴らしさを実感しました。学生の皆さんも行き詰まったら、どうやったら生徒が楽しめるか、自分が楽しめるか考えてみてはどうですか。