歯科総合医育成コース認定医制度

日本初の「歯科総合医」認定医制度

1.日本初の統合型「歯科医育成制度」

歯科医療の技術や研究は日々進歩しています。さらに国民の歯科に求める価値やニーズも変化しています。
にもかかわらず、日本の歯科界には、卒後、歯科医たちにそれらを体系化し教える組織や制度が確立されておらず、歯科医たちの知識と技術、そして国民との向き合い方にかなりのレベル差が生じているのが現状です。
また大学の役割と卒後の臨床研修のあり方も一元化されておりません。昨今、一部の悪しき歯科運営者によるインプラント等の医療事故問題もこれら歯科医育成環境の未確立がもたらした弊害のひとつであると我々は厳しく受け止めています。
明海大学歯学部生涯研修部では、15年間の歯科医師生涯研修活動の経験と実績をもとに、この度、国民の口腔からの健康を育成・維持することを目標とし、今までにない「明海大学歯科総合医育成コース認定医制度」を発足させる運びとなりました。

2.優れた臨床歯科医師の育成のためのステップアップ制度

(1)国民の生涯にわたる健康の保持増進を図るため、歯科口腔領域に関わる高度総合医療人を養成することを目的とした制度です。
(2)優れた臨床歯科医師の育成をステップアップ制度の導入により、継続的に研修し、国民のニーズに包括的に対応できる歯科総合医を養成制度です。

3.患者のニーズに即した歯科医師のための認定医制度

(1)歯科医師のボトムアップをはかり、患者がどこでも安心していい医療を受けられる歯科医師が自ら行う研修制度です。
(2)患者に喜ばれる安心・安全な医療を受けることに繋がることを目的とした研修制度です。
(3)歯科医師にとって、新しい知識、技術のキャッチアップのためにも、一元化し体系化した臨床経験に基づく歯科医師としての到達目標を明確にするリカレント教育で、高等教育機関の使命として卒後臨床研修が生涯にわたり継続的に行う研修制度です。
(4)歯科医師としての人格、歯科医学及び歯科医療の果たすべき社会的役割を認識し、一般的な診療で遭遇する負傷又は疾病に適切に対応できるよう、総合的な診療能力を身に付けることのできる歯科総合医を目指す研修制度です。
(5)グローバル化した歯科医療での即戦力となるスキルとして、患者が安心して医療が受けられるよう我が国の歯科医師の質の向上に貢献する研修制度です。
(6)歯科医療がより国民に認知されるための生涯研修のシステム構築を図る研修制度です。
(7)歯科医師だけではなく一般国民に歯科医療の重要性を啓発する研修制度です。

4.歯科総合医評価機構の設置

明海大学では、国民の生涯にわたる健康の保持増進を図るため、歯科口腔領域に関わる高度総合医療人を養成することを目的とした優秀な医療人を認定する制度として、国民的な目線に立脚し、評価・認定するために、一方に偏ることなく歯科総合医育成コース認定医制度の推進及び実施、管理、運営に関し、歯科総合医評価機構を設置しました。

5.歯科総合医評価機構の事業

歯科総合医育成コース認定医制度の推進及び実施、管理、運営に関する事業のほか、次の事業を行います。
(1)歯科総合医としての質の保証を支援する事業。
(2)歯科総合医が広く社会の支持を得ることができるように支援する事業。
(3)その他歯科総合医に関する事業。

6.歯科総合医評価機構の構成

歯科総合医評価機は、次の役職者等の構成員で、管理運営等を行います。
(1)歯学部長、大学院歯学研究科長
(2)歯学部付属明海大学病院長
(3)病院生涯研修部長
(4)病院生涯研修副部長
(5)学識経験者
歯科総合医評価機構の構成員の任命は、学校法人明海大学理事長が任命します。

7.明海大学歯科総合医育成コース単位認定委員会

歯科総合医育成コース認定医制度の円滑な運営を図るために「明海大学歯科総合医育成コース単位認定委員会」を設けました。
明海大学歯科総合医育成コース単位認定委員会は、著名な臨床歯科医師をはじめ、優秀な医療人を認定して頂くために国民的な目線に立脚した判断をお願いすることから、医療を理解する者の中から委員選出して構成します。
(1)歯科医師(歯科臨床経験を有する者) 若干名
(2)学識経験者(医療を理解する者)   若干名
明海大学歯科総合医育成コース単位認定委員会の委員は、機構長(歯学部長)が指名します。

8.歯科総合医認定医の申請資格

歯科総合医認定医の申請資格は、次のとおりです。
(1)日本国歯科医師の免許を有すること。
(2)単位認定委員会が別に定める研修会を期限内に修了し、必要単位を修得していること。
(3)単位認定委員会が別に定める認定資格試験に合格していること。
(4)単位認定委員会が前各号のすべてに該当する者に準じると認めた者。

9.歯科総合医認定医の資格と称号

(1)Excellent Clinicianは、クリニカルベーシックコースとクリニカルステップアップコースを修了し、一定の知識・技術を有し、適切な診断と治療を行うことができるとともに人格的に優れた歯科医師に与える。
(2)Distinguished Clinicianは、Excellent Clinicianを授与された者が、インターミディエイトコースを修了し、保存修復系治療・補綴治療の基本・口腔外科インプラント治療等の知識・能力を高めた口腔機能の向上に寄与できるとともに人格的に優れた歯科医師に与える。
(3)Master Clinicianは、Distinguished Clinicianを授与された者が、アドバンスコースを修了し、歯周治療・インプラント治療・補綴治療・インプラント治療等の知識、能力を高め、口腔機能や全身的な評価ができ、なおかつ、豊富な臨床経験を有するとともに人格的に優れた歯科医師に与える。

10.歯科総合医認定医の資格認定医の資格申請書類

(1) 認定申請書(様式1号)
(2) 履歴書(様式2号)
(3) 所属する学会会員履歴書(様式3号)
(4) 申請症例報告書(様式4号)
(5) 主な業績目録(様式5号)
(6) 認定研修記録書(様式6号)
(7) 第24条各号に定める事項を証する書類

11.歯科総合医認定医の資格認定医の公開

歯科総合医認定資格及び称号を授与された者については、資格認定医として明海大学・朝日大学歯科医師生涯研修公式ホームページに公開します。
資格認定医の公開内容は、次の項目となっております。
(1)認定医の種類
(2)認定医の氏名
(3)認定医の勤務先、歯科医院及び診療所名称、郵便番号、住所、電話番号

12.歯科総合医認定医の資格の特典

歯科総合医認定資格及び称号を授与された者については、所定の申請に基づいて、明海大学病院との病診連携施設として登録させていただきます。
特に、歯科医師臨床施設として、優先的に対応させていただきます。

13.歯科総合医認定医の資格取り消し

歯科総合医認定医として、相応しくない者は、資格取り消しを行います。
(1)日本国歯科医師の免許を喪失したとき。
(2)本人が資格の辞退を申し出たとき。
(3)更新のための研修費用、申請料、登録料等の諸費用を期日までに支払いをしないとき。
(4)認定医として、不適当と認められる事由が存在するとき。

14.歯科総合医認定医の資格・称号研修会

(1)Excellent Clinician Course
(2)Distinguished Clinician Course
(3)Master Clinician Course

15.歯科総合医認定医の研修会コース及び審査

(1)Excellent Clinician Course
(研修会)
① クリニカルベーシックコースの全科目とする。
② クリニカルステップアップコースの全科目とする。
(認定資格試験)(理解度テスト)
(症例発表)

(2)Distinguished Clinician Course
(研修会)
① クリニカルベーシックコースの全科目とする。
② クリニカルステップアップコースの全科目とする。
③ 保存系治療コースの全科目とする。
④ 補綴治療の基本コースの全科目とする。
⑤ 口腔外科・インプラント治療コースの全科目とする。
(認定資格試験)(理解度テスト)
(症例発表)

(3)Master Clinician Course
(研修会)
① クリニカルベーシックコースの全科目とする。
② クリニカルステップアップコースの全科目とする。
③ 保存系治療コースの全科目とする。
④ 補綴治療の基本コースの全科目とする。
⑤ 口腔外科・インプラント治療コースの全科目とする。
⑥ 歯周治療・インプラント治療コースの全科目とする。
⑦ 補綴治療コースの全科目とする。
⑧ インプラント治療コースの全科目とする。
(認定資格試験)(理解度テスト)
(症例発表)
(口頭試問)

(1)Excellent Clinician Course

(1) 研修会
① クリニカルベーシックコースの全科目とする。
② クリニカルステップアップコースの全科目とする。
(2) 認定資格試験(理解度テスト)
① 出題形式は、マークシート方式と記述式とする。
② 出題内容は、各々の研修会に配布されるレジュメやテキストからとする。
③ 100点満点中80点以上を合格基準とする。
④ 不合格者は、追加試験を受験することができる。
⑤ 追加試験受験申請者は、追加試験申請書と追加試験料金を添えて単位認定委員会に申請を行う。その後追加試験を受験する。
(3) 症例発表
① 1症例とし、所定の資料をデジタルスライドプレゼンテーションとしてまとめる。
(4) 研修会受講中等の取り扱いは、次のとおりとする。
① 原則として、クリニカルベーシックコースとクリニカルステップアップコースの順に受講する。
② 3年以内の所定期間内でクリニカルベーシックコースとクリニカルステップアップコースの受講が修了し、単位を修得した者は、所定の手続きにより、認定資格試験(理解度テストと症例発表)を受講することができる。
③ 3年以内の所定期間内で単位の修得が終了しない場合は、特別聴講期間外となるため、該当研修会の受講申請(再申請は所定のレポート提出を必要とする。)と受講料(再申請費用50,000円)は、改めて納付する。
④ 3年以内の所定期間内で単位の修得が終了しない者が改めて受講し、所定の受講が修了し、単位を修得した場合は、所定の手続きにより、認定資格試験(理解度テストと症例発表)を受講することができる。
⑤ 欠席等の取り扱いは、次のとおりとする。
ア 受講途中の退席は、原則として認めない。
イ 欠席者は、受講中に配布されるレジュメやテキストを基に3カ月に1度開催されるオリエンテーション時に理解度テストを受講する。
ウ 欠席により単位修得が不足した者は、3年以内に該当研修会を受講する。
エ 欠席により単位修得が不足した者の受講料は納付済みであるため、受講研修会に配布されるレジュメやテキストは研修会終了後本人宛に送付する。
オ 欠席により単位修得が不足した者の特別聴講は、事前に送付されたレジュメやテキストを使用する。

(2)Distinguished Clinician Course

(1) 研修会
① クリニカルベーシックコースの全科目とする。
② クリニカルステップアップコースの全科目とする。
③ 保存系治療コースの全科目とする。
④ 補綴治療の基本コースの全科目とする。
⑤ 口腔外科・インプラント治療コースの全科目とする。
(2) 認定資格試験(理解度テスト)
① 出題形式は、マークシート方式と記述式とする。
② 出題内容は、各々の研修会に配布されるレジュメやテキストからとする。
③ 100点満点中80点以上を合格基準とする。
④ 不合格者は、追加試験を受験することができる。
⑤ 追加試験受験申請者は、追加試験申請書と追加試験料金を添えて単位認定委員会に申請を行う。その後追加試験を受験する。
(3) 症例発表
① 1年に1症例ごとに発表し2症例とする。
② 所定の資料をデジタルスライドプレゼンテーションとしてまとめる。
(4) 研修会受講中等の取り扱いは、次のとおりとする。
① オリエンテーションは、保存系治療コース・補綴治療の基本コース、口腔外科・インプラント治療コースの症例等の説明や総合診断力テストとする。
② 3年以内の期間内で受講が修了し、単位を修得した者は、所定の手続きにより、認定資格試験を受講することができる。
③ 3年以内の所定期間内で単位の修得が終了しない場合は、資格を一旦停止し、該当研修会の受講申請(再申請は所定のレポート提出を必要とする。)と受講料(再申請費用70,000円)は、改めて納付する。
④ 3年以内の所定期間内で単位の修得が終了しない者が改めて受講し、所定の受講が修了し、単位を修得した場合は、所定の手続きにより、認定資格試験(理解度テストと症例発表)を受講することができる。
⑤ 欠席等の取り扱いは、次のとおりとする。
ア 受講途中の退席は、原則として認めない。
イ 欠席により単位修得が不足した者は、3年以内に該当研修会を受講する。

(3)Master Clinician Course

(1) 研修会
① クリニカルベーシックコースの全科目とする。
② クリニカルステップアップコースの全科目とする。
③ 保存系治療コースの全科目とする。
④ 補綴治療の基本コースの全科目とする。
⑤ 口腔外科・インプラント治療コースの全科目とする。
⑥ 歯周治療・インプラント治療コースの全科目とする。
⑦ 補綴治療コースの全科目とする。
⑧ インプラント治療コースの全科目とする。
(2) 認定資格試験(理解度テスト)
① 出題形式は、マークシート方式と記述式とする。
② 出題内容は、各々の研修会に配布されるレジュメやテキストからとする。
③ 100点満点中80点以上を合格基準とする。
④ 不合格者は、追加試験を受験することができる。
⑤ 追加試験受験申請者は、追加試験申請書と追加試験料金を添えて単位認定委員会に申請を行う。その後追加試験を受験する。
⑥ 理解度テストの追加試験の出題形式は、マークシート方式と記述式とする。
(3) 症例発表
① 1年に1症例ごとに発表し5症例とする。
② 所定の資料をデジタルスライドプレゼンテーションとしてまとめる。
(4) 口頭試問
① 歯科口腔領域に関わる全人格的な高度専門医療人を養成することなど、認定医制度を十分に理解し、歯科総合医として人格を含む総合的な内容とする。
(5) 研修会受講中等の取り扱いは、次のとおりとする。
① 5年以内の期間内で受講を修了し、単位を修得した者は、所定の手続きにより、口頭試問と認定資格試験(理解度テストと症例発表)を受講することができる。
② 5年以内の所定期間内で単位を修得できない場合は、資格を一旦停止し、該当研修会の受講申請(再申請は所定のレポート提出を必要とする。)と受講料(再申請費用100,000円)は、改めて納付する。
③ 5年以内の所定期間内で単位の修得を終了しない者は改めて再受講する。その後単位を修得した場合は、所定の手続きにより、口頭試問と認定資格試験(理解度テストと症例発表)を受講することができる。
④ 欠席等の取り扱いは、次のとおりとする。
ア 受講途中の退席は、原則として認めない。
イ 欠席により単位修得が不足した者は、5年以内に該当研修会を受講する。
ウ 欠席により単位修得が不足した者は、事前に送付されたレジュメやテキストを使用する。

16.歯科総合医認定医の認定医更新のための研修会の取り扱い

(1) Excellent Clinician
① 認定医研修会は毎年度開催し、原則として毎年度受講し修了する。
② 資格更新のための研修会は、原則として毎年度受講し、5年以内に一度症例発表を修了する。
③ 資格更新のための研修会は、単位制とし参加1回に付き10単位とする。
④ 単位取得のための有効期限は、別に定めるものとする。
(2) Distinguished Clinician
① 認定医研修会は毎年度開催し、原則として毎年度受講し修了する。
② 資格更新のための研修会は、原則として毎年度受講し、5年以内に一度症例発表を修了する。
③ 資格更新のための研修会は単位制とし、参加1回に付き10単位とする。
④ 単位取得のための有効期限は、別に定めるものとする。
(3) Master Clinician
① 認定医研修会は毎年度開催し、原則として毎年度受講し修了する。
② 資格更新のための研修会は、原則として毎年度受講し5年以内に一度症例発表を修了する。
③ 資格更新のための研修会は単位制とし、参加1回に付き10単位とする。
④ 単位取得のための有効期限は、別に定めるものとする。

17.歯科総合医認定医の研修コースの修得モデル

認定資格 区 分 年次 時間 単位
(1)Excellent Clinician クリニカルベーシック 1・2 54 3.6
クリニカルステップアップ 1・2 54 3.6
理解度テスト
症例発表
108 7.2
(2)Distinguished Clinician クリニカルベーシック 1・2 54 3.6
クリニカルステップアップ 1・2 54 3.6
保存系治療 3・4 91 3.2
補綴治療の基本 3・4 42 1.2
口腔外科・インプラント治療 3・4 77 2.9
理解度テスト
症例発表
318 14.5
(3)Master Clinician クリニカルベーシック 1・2 54 3.6
クリニカルステップアップ 1・2 54 3.6
保存系治療 3・4 91 3.2
補綴治療の基本 3・4 42 1.2
口腔外科・インプラント治療 3・4 77 2.9
歯周治療・インプラント治療 5・6・7・8 44 1.6
補綴治療 5・6・7・8 84 3
インプラント治療 5・6・7・8 46 1.4
理解度テスト
症例発表
口頭試問
合計 492 20.5

18.歯科総合医認定医の資格認定申請納付金

区分 (1)Excellent Clinician (2)Distinguished Clinician (3)Master Clinician
①資格申請・試験受験料 30,000円 30,000円 30,000円
②資格認定・登録料 30,000円 50,000円 70,000円
③追加試験料 30,000円 30,000円 30,000円

19.歯科総合医認定医の資格更新納付金

区分 (1)Excellent Clinician (2)Distinguished Clinician (3)Master Clinician
①資格更新研修会費用 50,000円 50,000円 50,000円
②資格更新申請料 10,000円 10,000円 10,000円
③資格更新認定登録料 10,000円 20,000円 30,000円
④再申請費用 50,000円 70,000円 100,000円

(注意)①上記の資格更新研修会費用は、基本料金であり、認定資格により別に研修費用が加算される。

20.歯科総合医認定医の資格申請書類の提出先

明海大学歯学部付属明海大学病院生涯研修部 歯科総合医評価機構 宛
〒350-0283埼玉県坂戸市けやき台1-1 TEL049-279-2733(代)
TEL049-279-2728(直) FAX049-285-6036 E-mail:univ-ce@dent.meikai.ac.jp

21.歯科総合医認定医の資格申請の流れ

22.歯科総合医認定医の資格更新等の流れ

23.歯科総合医評価機構構成員

24.歯科総合医育成コース単位認定委員会構成委員

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