薬理学分野

教 授:安達 一典

講 師:佐藤 元
助 教:川口 高徳

教育

薬理学では生体機能に様々な影響を与える薬物の体内動態や作用機序の学習を通じ、生体機能の異常(病態)から正常化(治癒)までを統合的に理解することを目標とします。そのためには、解剖学、生化学ならびに生理学的などの知識を統合する必要があり、座学ならびに実習を通して学習の機会を提供しています。超高齢社会に突入し、歯科臨床において全身疾患を抱える高齢患者の占める割合が増える現在、学生には安全かつ効率的に歯科疾患治療薬を用いることが出来る歯科医師として最低限の知識の習得を求めています。

実習内容

自律神経作用薬、抗炎症薬、鎮痛薬、局所麻酔薬、薬物動態と病態ならびに競合型拮抗作用に関する実習をシミュレーションなどを利用して行っています。

研究

・随意・不随意な顎運動の発現機構の解明
・三叉神経領域の感覚と運動制御に関わる神経機構の解明
・血管内皮細胞の一酸化窒素生成に影響を与える因子の解析
・ビスホスホネートによる顎骨壊死のメカニズム解析
・発癌因子とゲノム不安定性に関連する物質の探索