ホスピタリティ・ツーリズム学部 グローバル・マネジメント専攻

グローバル・マネジメント専攻では、これからのホスピタリティ産業を牽引するリーダーに求められる知識やマネジメントスキル、行動様式を身につけ、国際社会で広く活躍できる、ホスピタリティ・マインドあふれる人材を育成します。

グローバル・マネジメント専攻の特色

1 英語で行われる専門科目

英語ですべての授業を実施。日常的に英語を使用する環境で学ぶことにより、グローバル社会で、そしてホスピタリティ業界を牽引していくリーダーの素養として求められる思考力を身につけます。

2 4年間一貫少人数必修ゼミ

4年間一貫の少人数制必修ゼミによる個別指導で基礎教養と基礎学力を修得します。また、マネジメントとリーダーシップに関する専門研究を通じて「社会人基礎力」の強化を図ります。

3 国際社会で通用する英語力が身につく

高度なコミュニケーション能力の修得とグローバル化への対応の入り口となる留学に向け、2年次の進級時にTOEFL iBT®60点またはIELTS 5.5、3年次に同80点または同6.5の取得をめざします。

4 世界中の協定大学に留学

2年次の9月から約1年間、協定を結んでいる海外の大学への学部留学を実施。異文化社会に身を置くことで国際感覚を養いつつ、世界に通じるホスピタリティ・マインドを身につけます(留学生を除く)。

カリキュラム

ピックアップ科目

Destination Studies(Europe)

さまざまな視点から
ヨーロッパ旅行市場を紐とく

 

レジャー旅行者とビジネス旅行者、それぞれの領域からヨーロッパ旅行市場を分析します。旅行の目的、旅行者から求められている要素、旅行先として人気になる要因などを調査し、経済的及び社会文化的観点から観光の重要性を研究します。

教員メッセージ

在学中に自らの頭で考え、問題解決に当たる
トレーニングを積んでおくことが肝要
 
水野 徹 教授

主に航空、ホテル、旅行の各業界への就職をめざす学生が学ぶ本学科にあって、私は航空業界でのキャリアとアメリカ留学で修めた専攻に基づき、「経営戦略」と「マーケティング」に関する授業を担当しています。一方通行の授業にならないよう実際のビジネスケースを紹介し、「この問題、あなたが経営者なら、どのように解決しますか?」と投げかけ、学生たちに自らの頭で考えてもらい、その後に実例である分析手法や意思決定のツールを説明するというケースメソッドを導入しています。在学生に望むのは自立(自律)心。高校までに幅広い基礎学力を身につけ、大学では主体的に自身で学びの内容を選択し、自己責任のもと自らの「考え」を表現できる術を、その手につかんでもらいたいです。

在学生インタビュー

少人数で留学生が多いのが魅力。

1 年間のマレーシア留学で、観光を学ぶ。

 

将来、ホテルで働きたいと考えていた私は、異文化への理解が深まることを期待し、少人数制で留学生の多いグローバル・マネジメント専攻を志望しました。東南アジア各国やケニアからの学生で構成されていますが、みんな仲が良いです。ホテルの運営について学ぶ授業では、ホテルを見学して実践的に学べるのが魅力です。先生との距離が近く、どんな質問にも快く応じていただける点も助かります。英語力は、海外の大学へ入学できるレベルのIELTS 6 . 5 まで伸ばすことができました。現在は協定先のマレーシアのサンウェイ大学で観光について学んでいます。将来はホテルで海外からの観光客を接客したいと考えています。

 

池田 彩夏さん

ホスピタリティ・ツーリズム学部3年(東京都立深川高等学校 出身)

資格

TOEFL(iBT)®、IELTS

グローバルマネジメント専攻では留学に向け、2年次の進級時にTOEFL iBT®60点またはIELTS5.5、3年次には同80点または同6.5の取得をめざします。海外留学も経験し、将来国際社会でリーダーシップを発揮することを想定した英語力を身につけます。

留学

国際色豊かな環境で、イベントを実践的に学ぶ。

留学先:テイラーズ大学( マレーシア)

 

テイラーズ大学では、興味のあったイベント関連の授業を積極的に受講。イベントのカテゴリーや著作権について学んだり、実際にクライアントと連携してイベントの企画や運営に参加したりしました。大学の約7 割が留学生で、授業やグループワークを通して様々な国の学生と触れ合える環境も刺激的でした。他大学の学生も集まるクリスマスパーティーに参加するなど、楽しい思い出もできました。

 

武藤 瑞歩さん

ホスピタリティ・ツーリズム学部4年(私立 御殿場西高等学校 出身)

海外大学への学部留学を必須としています。語学留学ではない、海外大学関連学部への交換留学による国際的ホスピタリティ・ツーリズム、異文化の修得、実体験を通じて、多様性への需要を高めます。

留学先 ※ほかにもオーストラリア、スイスなどの大学と提携予定です。

 

ハワイ大学 シャイドラー経営学部

アメリカ

ハワイにある州立大学で1907年に創立。10のキャンパスに3つの大学と7つの短期大学を抱える総合大学で、学生数は約57,000人。1966年に設立された観光経営学部 School of Travel Industry ManagementTIM)は、全米のみならず、世界各国からの学生約20,000人が学ぶマノアキャンパスにあり、多くの学生を観光業界に輩出しています。

 

レジャイナ大学 経営学部

( カナダ)

人口約20万人のカナダ中西部レジャイナに位置する州立の総合大学です。1911年に創立されたRegina Collegeを前身とし、15,000人を超える学生が在籍しています。

 

ノーサンプトン大学 ビジネス法律学部国際ツーリズム学科

イギリス

近年の発展が目ざましく、歴史的な風景と都会的な忙しさが混在する、ロンドンとバーミンガムにも小一時間で行くことのできる大変便利な場所にある、学生数1万人程度の中規模大学です。中規模ながら学生のニーズに合わせられるよう、数百に及ぶコースが用意されており、ホスピタリティや経営に特化したコースも充実しています。また、大学としては社会起業家の育成に力を入れるなど、新しいことにチャレンジをし続けています。

 

サンウェイ大学 ホスピタリティ学部

マレーシア

コングロマリットのサンウェイ財団により運営されている私立大学で、財団が運営するホテル・ショッピングセンター・遊園地があるリゾートエリア内にキャンパスがあります。マレーシアの首都クアラルンプール中心街まではマレー鉄道で1時間30分ほどかかりますが、キャンパス周辺のリゾートエリアにはイオンがあるサンウェイピラミッドショッピングモールをはじめ、サンウェイラグーン、リゾートホテルなどの施設も充実し、実践的なホスピタリティを集中して学ぶのに相応しい環境です。キャンパス内は無料のシャトルバスで移動することができます。また、世界90カ国からの留学生とともに学べる多様性も特徴の1つです。

 

テイラーズ大学 ホスピタリティ経営学部

マレーシア

マレーシアのセランゴール州スバン・ジャヤに位置し、マレーシアで最高ランクに属する私立の総合大学で、キャンパスは池を囲むようにデザインされており、近代的でとても静かな落ち着いた環境で勉学に励むことができます。2017年にマレーシアで初めて世界大学ランキングにランクイン(2017年は29位)しており、提携する海外大学の知見も含めて先端の学修ができる環境です。

就職

「おもてなし」の感動を自分以外の誰かに伝えたい。

就職先:KCJ GROUP 株式会社

 

日本で働いた経験のある父から勧められ、日本を訪れました。日本で得た「おもてなし」の感動を、自分以外の誰かにも伝えたい。そう考えたのがこの大学を志望した理由です。「マーケティング入門」「経済学入門」「イノベーション入門」「クロスカルチャーマネジメント」「観光と法律」など様々な授業で、ホスピタリティ産業のマネジメントに必要な知識を学ぶことができました。子どもたちが様々な職種を体験できるテーマパーク「キッザニア」で3年次の夏頃からアルバイト。私は、英語のプログラムに参加する3 歳から15 歳のお客様を担当。その仕事が楽しく、そのまま内定をいただきました。就職後も、大学で学んだことを活かしながら、キッザニアの企画・運営・開発に携わる予定です。

 

A. M. タラニ クマリ アタパットさん

ホスピタリティ・ツーリズム学部2023年3月卒業

(スリランカ Royal International School 出身)

教員リスト

■教授

阿部 佳(ホテル)/ 五十嵐潤子(ツーリズム)/ 渭東史江(ホテル)/ 上杉恵美(英語教育・クルーズ)/ 内苑孝美(ホテル)/ 神末武彦(ツーリズム)/ 平 剛俊(ホテル)/ 中野 実(国際政治)/ 二宮秀生(エアライン)/ 橋本尚興(IT)/ 水野 徹(エアライン)/ 宮田 淳(交通経済システム)/ 三輪祥宏(マネジメント)

 

■准教授

吉田成利(法律)

 

■特任教授

大屋 了三(経営戦略論)/ Russell Kazuo Uyeno(統計学)

シラバス

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