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第1回講座|文部科学省委託 令和3年度教員養成機関等との連携による専門人材育成・確保事業

第1回講座 学習指導要領と第二言語習得理論の理解に基づいた小学校英語教育の心構え

7月16() 15:3016:30

J-SHINE 専務理事(上智大学言語教育研究センター長・教授)

藤田保

明海大学
教職課程センター・地域学校教育センター

教授 金子義隆

概要

主体的に参加される先生方と本講座の講師が対話しながら日常の授業改善の道を探っていきます。その中で学習指導要領やその背景にある第二言語習得理論についての理解を深めながら、「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせた授業はどのように行うのか」などの小学校の先生方が抱える具体的な課題について話し合います。

事前課題

予めご覧になったMEIKAI-JOEの第1回講座5回講座(金子担当部分のみ:約25分)のビデオを再確認したり、講座資料を事前に読んだりして、講師に聞きたい質問やみんなで議論したい課題を考えておいてください。

講座資料

講座アーカイブ動画

事後課題

この講座で学んだことを基にして、自身の外国語(活動)の授業を振り返り、その優れた点・改善すべき点について学校で同僚と分かち合い、更なる授業実践に活かしてください。

講座評価アンケートに寄せられた質問に対する回答

【質問1】
授業時間の展開例最後に「話した一文を、例を参考に書く活動」とあったが、3・4年生だったら、どのような活動が適しているか例を教えていただきたいです。

【回答1】
具体的な指導に関しては、第2回講座で扱う予定です。ぜひそちらで学びを深めていただきたいと思います。

【質問2】
実際の授業,特にスモールトークからのやり取りの指導方法をさらに学びたい。

【回答2】
スモールトークの具体的な指導に関しては、第3回、第4回、第5回講座で扱う予定です。ぜひそちらで学びを深めていただきたいと思います。

【質問3】
言語活動の大切さについて理解しました。しかし、実際の授業では、言語活動を可能にするために表現に繰り返し触れさせ慣れ親しませる段階が必須であり、そのためにリピートやチャンツ、歌などを活用しています。児童にとっても教師にとっても、無理なく、楽しく、意欲的に慣れ親しませる段階を充実させ、豊かな言語活動に結びつけるにはどのように実践していけばいいのか、今後の講座で学んでいけたらありがたいと考えています。

【回答3】
具体的な指導に関しては、第3回、第4回、第5回講座で扱う予定です。ぜひそちらで学びを深めていただきたいと思います。

【質問4】
今回の研修では、お世話になりました。3年の担任をしています。毎回の授業の振り返りを書かせています。児童が書いた内容用を発表させています。「いいね。」「いいこと書いているね。」など、ありきたりな価値づけの言葉かけになってしまいます。どういった視点で、価値づけをおこなっていけばよいか教えてください。よろしくお願いします。

【回答4】
ほめるときは、具体的にほめてあげるといいと思います。ただ「いいね。」だけでなく、どこがどのように良かったのか、どこがまだ努力が必要なのかを子どもが分かることが大切だと思います。また、良かったと思うには評価規準があるのだと思います。つまり、その授業の「めあて」に対して、どのくらい達成できたのかという視点からコメントをすることができるのではないでしょうか。さらに、結果だけでなく、プロセスをほめてあげることも大事だと思います。そのためには教師による継続的な見取りが必要になると思います。また、友達同士で褒め合うのも、良い勉強になります。友達からの評価はプラスの動機づけにつながります。「〇〇さんの発表は声が大きくて聞き取りやすかった」「しっかり相手の目を見て、話していた!」こんな、振り返りをしても良いと思います。