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文部科学省委託 令和3年度教員養成機関等との連携による専門人材育成・確保事業

文部科学省委託
令和3年度教員養成機関等との連携による専門人材育成・確保事業
明海大学「小学校外国語科等講座:MEIKAI-JOEプラス」

本事業は、令和2年度に引き続き、明海大学が文部科学省の委託を受けて、教育連携に係る協定を締結し、これまで様々な取組を実施している東京都足立区教育委員会、千葉県浦安市教育委員会及び秋田県横手市教育委員会や今年度新たに参加希望のあった福島県いわき市教育委員会と新潟県妙高市教育委員会と連携し、小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)や小学校英語教育学会愛知支部理事の協力を得て、実施するものです。

本事業で実施する小学校外国語活動・外国語科に係る講座(明海大学「小学校外国語科等講座」:MEIKAI-JOEプラス)は、「小学校外国語活動・外国語科が導入された新学習指導要領を円滑に実施するため、教師の負担を軽減しつつ、質の高い授業を行える指導体制を構築することを」を目的としています。

第1回講座 学習指導要領と第二言語習得理論の理解に基づいた小学校英語教育の心構え

7月16() 15:3016:30

J-SHINE 専務理事(上智大学言語教育研究センター長・教授)

藤田保

明海大学教職課程センター・地域学校教育センター

教授 金子義隆

主体的に参加される先生方と本講座の講師が対話しながら日常の授業改善の道を探っていきます。その中で学習指導要領やその背景にある第二言語習得理論についての理解を深めながら、「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせた授業はどのように行うのか」などの小学校の先生方が抱える具体的な課題について話し合います。

第2回講座 読むこと、書くことの指導

8月2() 9:3010:40

小学校英語教育学会愛知支部理事

愛知県立大学

教授 池田周

本講座では、小学校「外国語活動」「外国語」を通して育成を目指す文字に関する技能、および「読むこと」「書くこと」の資質・能力の理解を構築し、それらの指導のポイントを学んでいきます。特に、文字や「読むこと」「書くこと」の領域において、「何を」「どのように」「どこまで」指導するのかについて、具体的なイメージをもっていただけことを目指します。さらにその評価のあり方についても、現状の課題を含めてお話しします。講師によるポイント整理と解説だけでなく、受講者同士の意見交換、実践・課題共有も行いながら進めていきます。

第3回講座 chantsを活用したALTとのティーム・ティーチングについて

8月2日(月) 10:5012:00

明海大学

多言語コミュニケーションセンター

教授 Patrizia Hayashi

准教授 Tyson Rode

教職課程センター・地域学校教育センター

教授 百瀬美帆

目標表現をchantsにより導入することで、児童が表現をひと固まりのチャンクとして丸ごと覚え、同じような場面に出会った時に表現をそのまま使うことができるようにようにする指導方法を提示します。英語の音声の特徴にも言及し、(1)くっつく音(2)落ちる音などをchantsで指導する方法を示します。参加者がT1としての役割を体験できるワークショップ方式をとります。

第4回講座 聞くこと・話すことの指導 Lesson 1

8月3日(火) 9:3010:40

J-SHINE 会長(玉川大学大学院名誉教授)

佐藤久美子

「話すこと」の基本的な指導法、及び「聞くこと」「話すこと」の評価方法について、具体的なActivityや児童の発表内容に基づきながら理解する内容です。また、参加者から事前にいただいた「児童の発話を増やすための手立て」、「会話を継続させる力をつける活動例」、「児童が英語で対話できるようになるための指導のステップとは」などの質問に、具体例を挙げてお答えします。講座の中で、講師と受講者とのやり取り(Activity)も一部行います(講義+ワークショップ型)。

第5回講座 聞くこと・話すことの指導 Lesson 2

8月3日(火) 10:5012:00

J-SHINE 会長(玉川大学大学院名誉教授)

佐藤久美子

「聞くこと」の基本的な指導法や「Small talkを生かした4技能を取り入れた効果的な指導方法」、「1人1台端末の効果的な活用場面」、「相手の話す内容を予測しながら聞く力の育て方」など、事前にいただいたアンケートの質問について、実際に小学校で行われている実例を挙げながらお話します。All Englishで行う、あるいは日本語を減らす指導法などについても、講座の中で、講師と受講者とのやり取りをも一部入れながらやり取り(Activity)も一部行います(講義+ワークショップ型)。

第6回講座 小学校から中学校・高等学校への学びの接続

9月21日(火) 15:30~16:30

明海大学

教職課程センター・地域学校教育センター

教授 石鍋浩

教授 坂本純一

「学校段階間の接続」が重要と言われています。本講座では、小学校から中学校・高等学校における指導へ円滑に接続できるようにするための指導方法や言語活動等について理解することをねらいとします(講義型)。

第7回講座 授業研究 ①

10月25() 15:3016:30

授業者氏名
伊藤 久美
清水 知
(ティーム・ティーチング)
学校名
横手市立横手南小学校
担当学年
第6学年
使用教科書
One World Smiles 6
(教育出版)
単元名
「 Lesson 4 My Summer Vacation 」
~夏休みの思い出を伝え合おう~
テーマ
読むこと、書くことの指導
講師
池田周(愛知県立大学教授)、明海大学教員他

横手市では、「読むこと・書くこと」の講座を基に、第6学年の授業を提案します。本動画には、単元(全7時間)の第5時「話すこと(発表)」と第6時「書くこと」の学習場面を収めています。「書くこと」の資質能力を、子どもたちがどのように身に付けていくのかを捉え、小学校段階での指導の在り方について、みなさんと一緒に考えていきます。たくさんのご意見、ご提案をいただければ幸いです。

第8回講座 授業研究 ②

11月15日(月) 15:2016:30

授業者氏名
丸山 恵理(HRT
Jenny Coralie(ALT)
学校名
妙高市立妙高高原南小学校
担当学年
第5学年
使用教科書
Blue Sky 5
(啓林館)
単元名
「 Unit4 She can sing well. 」
テーマ
聞くこと・話すことの指導
講師
佐藤久美子 (J-SHINE 会長、玉川大学大学院名誉教授)、明海大学教員他

妙高市では、「聞くこと・話すこと」の講座を基に、第5学年の授業を提案します。本動画には、単元(全7時間)の第4時「相手の答えを予想して、できるかどうか尋ねたり、答えたりする」学習場面を収めました。児童の「話したい」「聞きたい」という思いを引き出すためにSmall talkを設定し、スモールステップで「Yes/Noクイズ」を行いました。児童の姿を通して、児童が英語で対話できるようになるための指導のステップが適切であったか、「Yes/Noクイズ」が必然性のあるワクワクする言語活動になっていたか、みなさんと一緒に考えていきます。たくさんのご意見、ご提案をいただければ幸いです。

第9回講座 授業研究 ③

11月29日(月) 15:2016:30

授業者氏名
直枝 祐樹(HRT
ラライン・イマムラ(ALT)
学校名
浦安市立富岡小学校
担当学年
第4学年
使用教科書
Let's Try!2
(文部科学省教材)
単元名
「 Unit4 What time is it? 」
テーマ
聞くこと・話すことの指導
講師
佐藤久美子 (J-SHINE 会長、玉川大学大学院名誉教授)、明海大学教員他

お気に入りの時刻とその理由を聞いたり、答えたりする活動を通して、コミュニケーションを図ることの楽しさを感じさせることを目標に本単元の授業を実施しました。担任がT1となり、児童たちにとってのロールモデルとなるよう、積極的にクラスルームイングリッシュを使用しています。音声を十分に聞かせて気づきの場面を作ったり、動作や相づちを交えたりしながら、自分事としてのコミュニケーションとなるように意識して授業を行っています。
本時は「話すこと(やり取り)」をねらいとした活動としていますが、授業の流れはこれでよいかについて協議していただきたいと思います。また、浦安市は文部科学省から教育課程の特例を受けて、1年生から外国語活動を実施しています。そのため、早い段階から文字に関心を寄せ始めている児童もいることから、板書やワークシートに文字を使用しています。アルファベットもこれからという段階ではありますが、音声を中心としながらも、文字をどこまで示したらよいかについて特にご助言いただけたらと思います。

第10回講座 授業研究 ④

12月10日(金) 15:2016:30

授業者氏名
若松 彩香(HRT)
Drake Duhaylonsod(ALT)
学校名
いわき市立藤原小学校
担当学年
第5学年
使用教科書
NEW HORIZON Elementary English Course 5
(東京書籍)
単元名
「 Unit4 He can bake bread well」
テーマ
chantsを活用したALTとのティーム・ティーチングについて
講師
百瀬美帆(明海大学教職課程センター・地域学校教育センター教授)
Patrizia Hayashi(明海大学多言語コミュニケーションセンター教授)
Tyson Rode(明海大学多言語コミュニケーションセンター准教授)

いわき市では、「chantsを活用したALTとのティーム・ティーチングについて」というテーマで、第5学年の授業を提案します。本動画には、単元(8時間)の第4時の「身近な人について紹介する」という学習場面を収めています。ALTHRTとのティーム・ティーチングについて、その役割分担やchantsの活用、スモールトークによる導入場面の工夫などを話題にして、協議できればと思います。

特設講座 授業研究 ⑤
授業者氏名
濱田 亮(HRT)
坂本 真理子(英語教育アドバイザー)
学校名
足立区立西新井第二小学校
担当学年
第5学年
使用教科書
NEW HORIZON Elementary English Course 5
(東京書籍)
単元名
「 Unit4 He can bake bread well. 」
テーマ
聞くこと・話すことの指導
講師
佐藤久美子 (J-SHINE 会長、玉川大学大学院名誉教授)、明海大学教員他

足立区では、「聞くこと・話すこと」の講座を基に、第5学年の授業を提案します。本動画には、単元(全8時間)の第1時「できることやできないことについて聞いて、おおよその内容を理解することができる。」学習場面を収めました。担任と英語教育アドバイザーのSmall Talkから始め、児童とやり取りをすることを通して、本時のめあてを引き出します。児童がペアで話す際は、取り組みの後に、児童が伝えたかった内容を共有し、再度取り組ませることで、自分の思いや考えを伝え合う言語活動を目指します。たくさんのご意見、ご提案をいただければ幸いです。

参考リンク

前年度実施のMEIKAI-JOE(全5回)の動画アーカイブ、資料などをこちらからご覧いただけます。