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第10回講座|文部科学省委託 令和4年度明海大学との連携による専門人材育成・確保事業

第10回講座 10月25日(火) 15:20~16:20 授業研究④Team-Teaching

講師 百瀬美帆 米村珠子(明海大学教職課程センター・地域学校教育センター教授) パトリツィア・ハヤシ(明海大学多言語コミュニケーンションセンター教授) タイソン・ロード准教授(明海大学多言語コミュニケーションセンター准教授)

担当区市(担当指導主事)

鈴木 真弓

概要
授業者氏名

菊地 大地

学校名

横手市立横手南小学校

担当学年

第4学年

使用教科書

Let’t try 2(文部科学省)

単元名

Unit5 Do you have a pen?

テーマ

ティーム・ティーチングの充実

講師

百瀬美帆 米村珠子(明海大学教職課程センター・地域学校教育センター教授) パトリツィア・ハヤシ(明海大学多言語コミュニケーンションセンター教授) タイソン・ロード准教授(明海大学多言語コミュニケーションセンター准教授)

概要

横手市では、効果的なティーム・ティーチングによる学びの充実を目指して、第4学年の授業を提案します。本動画には、単元(全4時間)の4時間目の学習場面を収めています。指導者が協働して授業をつくり、充実した指導・評価ができるように、みなさんと共に考えていきます。たくさんのご意見、ご提案をいただければ幸いです。

事前課題

授業動画

講座資料

講座アーカイブ動画

講座評価アンケートに寄せられた質問に対する回答

講師への質問

Q1

短時間での打合せのポイントを含めてALTとの打合せの持ち方について教えてください。

A1

ALTの雇用形態により、打ち合わせ時間がとれるかとれないか、どれだけとれるかが異なるので、一般化することは難しいですが、あまり打ち合わせ時間がとれない場合を想定して回答します。

 

HRT/JTEが授業の指導案を作成する際に、大まかな流れ(teaching procedure)が分かるようにして、その流れの中でどの部分をALTにやってもらいたいか、を明示しておくことが必要です。

 

例えば、「HRT/JTE(自分)とターゲット文・表現を用いた対話をして児童にモデルを示す」、「児童同士のペア・ワーク活動中にヒントを出して児童を支援する」、「単語の導入で発音練習をさせる」、「ターゲット文・表現を使う場面を例示する」、「児童の発表を聞いて、記録に残る評価を行う」などについて、事前に、大まかな流れ(teaching procedure)をALTに渡すなどの方法があります。その中に朱書きで、どんなことをALTが行うのかコメントするなどして、一目で分かるようにして簡単な打合せを行うようにします。こうすれば、短時間で済むかと思います。時間がなければ、大まかな流れを記したプリントを渡すことで打合せに代えることもできます。

御参考までに、「2021年度MEIKAI-JOE3回講座 事後課題」でお示ししたレッスンプラン案(Lesson Plan Template)を添付します。

 

ALTからもアイデアを出してもらうことでよりよい授業にしていくためには、その授業のめあてを共有し指導がずれないようにすることはもちろんですが、前もって次の授業の流れと役割分担案を渡して目を通しておいてもらうことが不可欠です。HRT/JTEがイニシアティブをとりながら分担した役割をALTにやってもらえるよう、英語に限らず日頃からよくコミュニケーションをとることも大事なことです。

なお、ALTとの打ち合わせに使える表現については、過去の講座でも扱っていますので、下記URLより御覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=jm1KuacwUzc

2020年度MEIKAI-JOE 第2回講座 事前課題 Unit 3A:効果的なTTに役立つ表現」(1151秒)

 

授業者への質問

Q1

ワークシートはどういった形式のもので、児童がどういった方法(選択式、記述式など)で振り返っていたか気になるので是非見せていただけないでしょうか。

A1

データを別で添付いたしました。ご参考ください。

Q2

本単元の最終的な言語活動を友達とマイバックの中身を尋ね合うと設定されていましたが、単元の始めに教師のマイバッグの中身を知る機会の時にどのようにして友達のマイバッグの中身を知りたいという風に方向付けをしたのか、教えていただきたいです。

もしかすると子ども達の方から、友達のマイバッグを知りたいという意見が出たのかもしれませんが、その場合は普段から学校にマイバッグは持ってきているのでしょうか?

A2

単元のはじめには、ALTのバックの中身を紹介しました。単元を進めていく中で、子どもたちから、「『Do you have~?』を使って、友達の持ち物について尋ねてみたい」という声があり、その声を生かして本単元の言語活動につなげました。

マイバッグは普段は持ってきてはおりません。今回は授業で用いるために、習い事で使うものや部活動・クラブで使うものなどの中から、4 点に絞って選んで持ってくるように指示をしました。

 

Q3

マイバックの定義としては習い事にもっていくものと動画や指導案では拝見しましたが、そういった習い事に通っていない児童については支援や助言はどのように行ったのでしょうか。

A3

仰る通り、習い事に通っていない児童も多くいたため、家庭にある物で、自分のお気に入りの物を入れたマイバッグを作ってくるように話しました。

 

Q4

マイバックの紹介という言語活動が目新しくおもしろかったです。動画ではwater bottle,towelなどが聞かれましたが、テキストにない語彙はどのくらい導入されたのでしょうか。

A4

towel, shoes, (swimming) cap, watch, musical score, sketch book, glasses, mirror,handkerchief, swimwear, umbrella 等がありました。

様々な物を持ってくることが予想されたため、持ってくる予定の物を書かせて把握し、必要に応じて、ALT やHRTから単語や発音を教えることで進めました。