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令和2年度教員養成機関等との連携による小学校外国語の専門人材育成・確保事業(第2回講座)

本講座は令和2年10月から12月にわたり、全5回実施しました。下記は第2回講座アーカイブになります。

第2回講座 11月18日(水)15:00~16:30 効果的なティーム・ティーチングの在り方

明海大学

多言語コミュニケーションセンター

教授 Patrizia Hayashi

准教授 Tyson Rode

教職課程センター・地域学校教育センター

教授 百瀬美帆

講座内容

ティーム・ティーチングにおける学級担任の役割、ALTの役割について理解できる内容とする。具体的には、ALTとの親和関係の構築方法や有用表現を紹介した後、それらの知識や技能を応用して授業前の打合せに必要なALTとのやりとりや、絵本の読み聞かせなどの活動指導におけるALTとのやりとりを受講者同士またはALT役の講師と練習する。講座中に講師と受講者とのやり取りを随時行う(ワークショップ型)。

講座前のタスク

講座受講前にUnit 1からUnit 3Bまでのビデオを視聴して、学級担任の役割、ALTの役割について確認しましょう。

また、授業におけるラポール構築実践例ビデオ(資料1)を用意しましたので、レッスンプランを参考にしながら視聴してください。

Unit 1:学級担任とALTの役割(6分)

Unit 2:ALTとのラポール構築(9分10秒)

Unit 3A:効果的なTTに役立つ表現(11分51秒)

Unit 3B:授業中に使える効果的な表現(7分57秒)

授業におけるラポール構築実践例(19分29秒)

講座アーカイブ動画
講座書き起こし原稿
講座中に使用した資料
講座後のタスク

講座後タスク1

事前課題、講座内では扱えなかった「絵本の読み聞かせ活動」のレッスンプラン(資料3)を参考にしながら実践ビデオ(資料4)を視聴してください。オリンピック競技名を扱った「コミュニケーション活動」のレッスンの後に行うと語彙の再利用ができます。

資料1:「絵本読み聞かせ活動」レッスンプラン

資料4:「絵本読み聞かせ活動」動画(19分50秒)

※「挨拶」及び「本時のめあての提示」は動画に収められていませんのでレッスンプランを参考にしてください。

講座後タスク2

事前課題に収められている「コミュニケーション活動」授業実践で紹介した”I want to watch…”の練習活動のその他のバリエーションを2つ紹介します。

また「コミュニケーション活動」動画で紹介したオリンピック競技のピクトグラムを利用したビンゴカードを資料5として納めてあります。

資料5:リズムを使った練習活動(2分40秒)

目標表現を楽しみながら繰り返し言ってみる練習活動です。

資料6:ゲームカードを利用した練習活動(2分40秒)

オリンピック・パラリンピックの競技種目名及びリアクション表現”Me, too,” “No, I don’t.” を言ってみる練習活動です。

資料5、資料6:動画に協力してくださった明海大学外国語学部英米語学科4年生の皆さん

神谷美麗、金子駿太、宮本隆一、内藤卓、錦織由佳、信太明日華、白井萌、時田亘、鶴巻紗希(敬称略)

資料7:ビンゴカード

講座後タスク3

ALTとの打ち合わせを円滑に行うために資料8のテンプレートを使用してレッスンプランを書いてみましょう。

事前課題では紹介しきれなかった「授業で使えるクラスルーム・イングリッシュ表現」を資料7としてまとめてあります。ご活用ください。

資料8:レッスンテンプレート

事前課題で示した「コミュニケーション活動レッスンプラン」及び、事後課題で示した「絵本読み聞かせ活動レッスンプラン」を参考にして、先生方がレッスンプランを立てる際に活用してください。

資料9:日々の授業で使えるクラスルーム・イングリッシュ表現集

事前課題では音声付スライド動画で示した表現をまとめました。

講座実施後のリフレクションシートにおける質問と回答
【質問】

私は英語が全くわからないのですが、「ストラテジー」などの言い回しは、職場の同僚であるALTとの関係づくりという文脈で用いるのは適切なものなのでしょうか。Unit2の動画でも「ALTは耳を傾けるようになる」などの説明がなされていましたが、私がもしALTにそう思われているなら残念だと思いますし、逆に私は(自分の英語力が貧困だと自覚しているからこそ)ALTの方を見下したような感情は抱いていません。そのような中での講座だったので、内容には違和感を感じました。

【回答】

英語のストラテジー(strategy)は元来は軍事で使われる用語であったかも知れませんが、中立的な「手法・手段」という意味で日常的に使われています。

ALTという異文化を背景とした方との人間関係構築には時には積極的な作戦が必要だということをお伝えしたかったので、あえてストラテジーという言葉をそのまま使わせていただきました。

また講師であるハヤシ、ロードの両名もこのストラテジーという言葉の使用に対しては違和感を覚えないとのことでした。

 

【質問】

ALTは子供たちと一緒に給食を食べるなど(今はコロナ禍で難しいが)、授業以外のさらなるコミュニケーションを望んでいるのか。

【回答】

多くのALTはそうした活動を望んでいるとは思いますがALTご本人の意向や、管理職の先生方を通して雇用契約内容をご確認ください。