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MEIKAI'S FILE

MEIKAI'S FILE #102


  • 国際・留学

日米両国の制度の違いを踏まえ、臨床実習に協力していただく患者さんに感謝。

歯学部経歯学科

在学生

M.S.さん

出身校:静岡県立 浜松北高等学校
留学先:カリフォルニア大学ロサンゼルス校(アメリカ)
Q

海外研修に参加した理由は?

高校生の時にニューヨーク大学歯学部の短期研修に参加する機会があり、最先端の講義や3Dプリンターの実習を体験しました。そこで日本の歯科医療の多くがアメリカから輸入されて発展してきたことを肌で実感したものの、当時の自分には知識が足りず、内容を難しく感じて悔しい思いをしました。その後、大学で4年間しっかりと歯科を学び一通りの科目を修めた今なら、ただ聴くだけでなく「日本での学びとの比較」や「その違いが患者さんに与える影響」まで深く考察できるはずだと考え、再挑戦を決めました。また、研修費用が全額大学負担という手厚いサポートも大きな魅力でした。 なかでもUCLAは世界トップレベルの大学であり、多くの先生方が研究や勉強のために留学する憧れの地です。将来、歯科医師としてさらにステップアップするための留学の足掛かりにしたいという思いと、普段の大学生活では得られない大きな刺激を受けたいという期待から、第一希望として選びました。
Q

現地の大学では、どんなことをどのように学びましたか?

UCLAの学生たちは一人ひとりが拡大鏡付きゴーグルを所有し、1日に4人ほどの患者さんを自分自身で診察・治療していると聞き、その実践力の高さに驚きました。日本では限定的な「学生が主治医として一連の治療の流れをすべて担当する制度」を羨ましく思う一方で、彼らは卒業に必要な症例を集めるために、移動で乗ったタクシーの運転手さんにまで声をかけて自ら患者さんを探しており、その貪欲な姿勢に圧倒されました。 また、アメリカでは歯科治療がすべて自費で非常に高額です。学生が治療を担当する場合は、時間がかかったり技術が未熟だったりする分、費用が安くなるという患者さん側のメリットがあります。しかし、保険診療が基本である日本にはその仕組みがありません。この違いを学んだことで、日本の大学で臨床実習に協力してくださる患者さんへの感謝の念がこれまで以上に強まり、より強い責任感を持って実習に臨もうと心に誓いました。さらに、早くから臨床に立つための教育環境も素晴らしく、画面上のシミュレーション実習では、目の前に実物の模型がないにもかかわらず、本物の歯を削っているような独特の抵抗感や引っかかりがリアルに再現されており、非常に貴重な最先端技術を体験することができました。
Q

滞在先では、どのような交流がありましたか?

滞在中は、朝から晩まで現地の学生や、姉妹校である朝日大学のメンバー、そして明海大学の仲間たちと常に時間を共にしました。お気に入りの海外ドラマや普段の学校生活の話、日米の文化の違いなど、尽きることなくたくさんの会話を交わしました。 人見知りな私は少し不安もありましたが、日本人学生一人ひとりに現地の学生が「バディ」としてついて常に気にかけてくれたおかげで、すぐに緊張がほぐれて会話を心から楽しむことができました。最後の夜、UCLAの学生たちがこの10日間の思い出をまとめたサプライズのスライドショーを上映してくれました。それを見ているうちに、彼らと過ごした夢のような時間が終わってしまう寂しさが一気に込み上げ、涙が止まらなくなりました。単なる海外旅行では絶対に味わえない、人と人との国境を越えた深い繋がりを得ることができたと感じています。
Q

語学力のトレーニングなど、海外研修に向けての準備はどのように行いましたか?

入出国の複雑な手続きに関しては大学側が手厚くサポートしてくださったため、私は安心して語学の準備に力を注ぐことができました。もともと英語力にあまり自信がなかったため、出発前はAI英会話アプリを毎日活用したり、大学1・2年次の英語の授業で使っていた医療英単語帳を引っ張り出して復習したりしました。「現地の学生たちと少しでも仲良くなりたい!」という明確な目標があったおかげで、苦手だった英語の勉強も驚くほど前向きに進めることができました。 実際に現地に行ってみると、こちらの拙い英語を察して彼らはなるべくゆっくり、簡単な単語に置き換えて話してくれました。それでも伝わらない時は、身振り手振りや豊かな表情、写真などを使って一生懸命にコミュニケーションを図り、お互いに理解し合えた瞬間はこれまでにない大きな喜びを感じました
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