MEIKAI’S
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2023.10.13

歯科衛生士の知識を活かして、企業で働けるのが楽しみ

保健医療学部キャリア・就職
卒業生 桑野 友花

出身高校:私立藤村女子高等学校

内定先:株式会社ヨシダ

Q 就職活動で職種を決めた経緯は?

小学生のころに受けた矯正治療がきっかけで、周りから笑顔が素敵だと言ってもらえるようになり、歯科医療に携わりたいと思うようになりました。

保健医療学部で歯科衛生士を目指すために勉強していく中で、国民のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上、すなわち、人々の健康と幸せな人生に貢献したいという気持ちが強くなり、臨床現場ではなく歯科関連企業を志望しました。歯科衛生士の就職先といえば歯科医院や病院がメインですが、明海大学のように4年制大学で学士を取得すれば大規模な医療機関や歯科関連企業への就職も考えることができ、就職先の幅が広がります。臨床現場では患者様と1対1で治療を進めていきますが、歯科関連企業では業務を通じて、また今ならHPやSNSなどでも「歯の健康」について、広く情報を伝えることができます。

Q キャリア形成の面で、特に役立った授業やプログラムは?

保健医療学部では座学と学内実習のほかに外部で行う臨床実習が1年半あります。この臨床実習では、一般の歯科医院だけではなく、付属病院や他大学の歯科大学病院、PDIと呼ばれる明海大学の歯科診療所、総合病院、高齢者施設、浦安市が行う歯科検診の見学やがんセンターなど、歯学部をもつ明海大学ならではの、様々な臨床現場で実習を行うことができます。

臨床実習は仕事のやりがいや仕事をする上で大切にしたい事を考えるきっかけとなり、自分のなりたい歯科衛生士像を見つけることができました。

Q 就職活動をするにあたり、ためになった講座やセミナー、アドバイスを教えてください。

歯科総合演習という授業で、歯科関連の民間企業で働く歯科衛生士さんによる講義がありました。企業で働く歯科衛生士の役割や仕事内容、仕事のやりがい、また就職活動をどう進めていけばよいのか教えてもらえるので、就職活動について考えるきっかけとなりました。

Q 大学生活で力を入れたことは?

臨床実習です。中でも一番印象に残っているのは口腔がんを専門とする総合病院での実習でした。

手術や治療により食事・会話が制限され、精神的に不安定になってしまう患者様に対して、どう声を掛けたらいいかわからず、自分の力不足を痛感しました。ここでは歯科衛生士が患者様の不安や疑問に耳を傾け、常に寄り添っていて、その姿勢から学ぶことは多くありました。

大きな病院での歯科衛生士の仕事は口腔ケアだけではなく、入院をしている患者さんに対してメンタルケアを行うことも重要な仕事だと気づかされました。

Q 今後の目標を教えてください。

私の目標は予防歯科を広く定着させることです。歯と口の健康は全身の健康に大きく関係していることが近年、多く取り上げられています。しかし、そのような事実を認知している人はまだまだ少なく、予防歯科への関心も低いと考えられています。

大学で学んできた歯科衛生士としての知識を生かし、多くの人が歯科に興味・関心を持ってもらえるようなコンテンツを作成し、発信していきたいです。

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