矯正歯科治療について

さまざまな口の働き

  • 息をする
  • 探る
  • 栄養摂取・食べる:哺乳、唾液分泌、嘔吐、摂食、嚥下、味わう
  • 気持ちを表す:感情表現
  • コミュニケーション

不正咬合の種類について

叢生:歯がでこぼこにはえている

空隙:すき間がある

前歯の前突:前歯の傾斜がおおきい

反対咬合:かみ合わせが逆

過蓋咬合:かみ合わせが深い

開咬:かみ合っていない

歯並びをきれいにしたい!Q&A

最近は白い歯、美しい歯並びに関心が集まっています。小さい頃は八重歯がかわいいと言われていましたが、大人になるとやはり気になり、きれいな歯並びにしたいと言ってこられる大人の方もいます。それでは矯正治療に関する代表的な質問をあげてみましょう。

Q. 矯正治療のメリットは?

A. 来院される患者さんのほとんどは、見た目にうつくしくなりたいという希望からですが、ほかにも多くのメリットがあります。きれいな歯並びで正しく機能していれば、きちんと物がかめるようになり、消化運動の促進につながります。また口の周囲の神経に刺激を正しく伝え、しっかりとした顎の骨を作ります。

Q. 矯正治療に健康保険はきかないのですが?

A. 基本的には健康保険は適応されません。ただし、厚生労働大臣が定める疾患が原因となっている咬みあわせの異常については保険の適応になります。また、矯正治療に加えあごの骨の離断の手術を必要とする顎変形症の場合には指定を受けた医療機関に限り健康保険が適用されます。

Q. 矯正治療中は歯が痛くなると聞き、不安です。

A. 矯正歯科治療に用いられる装置は、取り外しのできる比較的痛みを引き起こしにくい装置と、マルチブラケット装置のように比較的痛みを伴いやすい装置があり、また痛みの感じ方は個人差があるので、一概に痛みがあるとは限りません。また、痛みを伴うとしてもその痛みは、装置をつけたり調整したりした日から3~4日で収まるのが普通です。あまり痛みを感じるようであれば鎮痛剤が効くので、主治医に相談して下さい。また、咬むと痛みをかんじることがありますので軟らかい食べ物を食べる必要があるかも知れません。

Q. 成人ですが、矯正治療で歯並びをきれいにできますか?

A. 矯正治療は健康な自分の歯をもっているひとなら、いつでもうけることができます。歯周病や根の病気がある場合はその治療が先になります。

Q. 矯正治療で歯を抜くと聞きましたが、どうしても抜きたくありません。どうにかならないでしょうか?

A. あごが小さい、歯が大きいなどの理由から歯並びがでこぼこになったり、歯が前突したりします。成長期であれば、顎や歯列の幅を広げたり、後ろに移動して並べるスペースをつくることもあります。成長終了後も可能であれば同様のことを行いますが限界があります。一本一本の歯はとても大切なものですが、歯を抜かないことにこだわり、無理な並べ方をすることによってさらに前突したり、不安定なかみ合わせになることがあります。しかし、まず「健康な歯は可能な限り抜かない」というのが考え方のスタートです。

Q. 月に何回くらい通院しますか?

A. 検査・診断を経て治療が軌道にのるとだいたい1ヶ月に1回の通院となります。歯の移動は、それを支える骨の吸収・新生のサイクルのなかでおこなわれます。早く治療を終えたいからといって、頻繁に力を加えたり、強い力をかけても歯は動かず、痛みが強くなったりします。

Q. 治療期間はどのくらいかかりますか?

A. 治療期間は歯並びの症状、年齢、指示された装置の使用状況などにより違うので、はっきりと「何年かかります」とはいえません。通常マルチブラケット装置を使用する治療は2~3年位かかり、その後、戻り防止のための保定期間は動かした期間以上かかると考えられています。

Q. 一度矯正治療をしたら、もとには戻りませんか?

A. 成長期に治療をした患者さんは、比較的戻りが少ないのですが、顎のずれが大きい人や、成人で治療した患者さんは戻りやすいことがおおいようです。また、咬む力が弱かったり、舌に悪い癖が残っていたりすると、不正咬合が再発しやすく、保定期間になっても注意が必要です。永久智歯(親知らず)がはえてくる時期に前歯が押されて、不正咬合が再発することもあります。しかし、どんなに正常なかみ合わせの人も、年齢と共にでこぼこが発生してくるといわれています。そこで、状況にあわせてリテーナーという保定装置を使用することが大切になります。

矯正歯科治療開始のタイミング

Step 1:自分を知り将来を考える

Step 2:将来の目標設定

Step 3:自己実現のスキルアップ

Step 4:就職活動