坂戸キャンパス/国際交流

国際的な歯科医師を育成

歯科医療技術のみならず、世界の医療動向に対する情報・知識を持つグローバルな「視野」と、常に最新の情報・知識を持って歯学と向き合う「感性」を学んだ上で日々の研究・治療に臨んでほしいという願いから、明海大学歯学部は全国の歯学教育機関の中でも屈指の「国際的な歯科医師を育成する環境」を整えています。

学生の4人に1人が海外研修に参加

開学以来、歯学部では、世界有数の大学と交流協定を結び、グローバルな歯科事情を学ぶ機会の拡充を図ってきました。特に「交換研修プログラム」では、本学学生の海外派遣(5年次に36人)や海外協定校からの研修生受け入れにより、学生同士の活発な交流が行われており、全国の歯学部でも本学のみの特長ある制度となっています。

研修費用は全額大学負担

交換研修プログラムは、渡航費、授業料、宿泊費など、研修に係る費用はすべて大学が負担しているため、学生は費用の心配をせずに海外での研修に打ち込めます。滞在先では、現地の教員や学生たちとの交流を通じて、国ごとに大きく異なる歯科医師の養成システムや歯科事情など、世界各国の歯科医学の現状を学ぶことができます。

海外から交換研修生の受け入れも

海外協定校から、積極的な研修生受け入れも行っています。そのほか、教員の海外派遣や、海外の研究者を招聘して講義や学会を実施するなど、着実に国際交流の実績を積み上げています。その背景には、最先端の歯科技術・理論や途上国の医療状況について身をもって体験し、将来に活かしてほしいという大学の願いが込められています。

歯学部国際交流の沿革

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1979年 10月 メキシコ合衆国メキシコ州立自治大学と姉妹校提携
1987年 10月 中華人民共和国 北京大学口腔医学院と姉妹校提携
1988年 4月 大学名を「明海大学」と改称
11月 アメリカ合州国 アラバマ大学バーミングハム校と姉妹校提携
アメリカ合衆国 ニューヨーク州立大学バッファロー校歯学部と姉妹校提携
1991年 10月 カナダ サスカチュワン大学歯学部と学術協力に関する合意書締結
1992年 7月 アメリカ合衆国 UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)歯学部と文化学術交流協定締結
1993年 7月 各国姉妹校での海外研修開始
1995年 8月 アメリカ合衆国 テキサス大学サンアントニオ校との交流開始
2001年 7月 中華人民共和国 第四軍医大学口腔医学院と姉妹校提携
2006年 5月 フィンランド トゥルク大学歯学部と姉妹校提携
2008年 4月 イタリア シエナ大学歯学部と文化学術交流協定締結
2014年 3月 南アフリカ共和国 ウェスタンケープ大学歯学部と学術交流協定締結
2015年 10月 アメリカ合衆国 タフツ大学歯学部と学術交流協定締結

在学生体験談

留学先:アメリカ アラバマ大学バーミングハム校(11日間)
 
むし歯や歯周病の予防に対する
患者様の意識を高める大切さを実感。

大学病院で5 日間診療の現場を見学し、より良い治療を受けようと要望を伝えたり、説明を求めたりする患者様をたくさん目にしました。歯科医師はそれに応え丁寧な診察を行い、良い信頼関係が築かれていると感じました。バキュームを患者様がもって治療を受けるのは意外でしたが、アメリカ人のデンタルIQ の高さと無関係でないかもしれません。将来は、治療を行うだけではなく、「健康な口腔環境を保とうとする」患者様の意識を高められる歯科医師になりたい、と考えるようになりました。

 

菊池 俊汰 さん

歯学部 歯学科 2021年3月卒業

(私立盛岡中央高等学校 出身)

留学先:フィンランド トゥルク大学(8日間)
 
責任感が強い北欧の学生に、刺激を受けた。

虫歯予防効果がある甘味料の「キシリトール」で有名なフィンランド。タブレットやガム、チョコレートなど、キシリトール入りの食品が想像以上に普及し、水道水にはフッ素添加がされているなど、虫歯予防が徹底していました。しかし、歯周病の罹患率は日本同様に高く、課題であることも知りました。また、学生は実際に診療を行いながら学んでおり、日本の学生より責任感が強いと感じました。授業を体験したり、診療を見学したりする中で、北欧の学生から良い刺激を受けることができました

 

吉田 萌音 さん

歯学部 歯学科 2021年3月卒業

(私立早稲田佐賀高等学校 出身)