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2021.02.04 大学からのお知らせ

共用試験歯科系OSCEの不正漏洩について

 2020年220日に本学歯学部で実施した2019年度共用試験OSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)において、補助者として参画した大学院生及び専攻生が受験予定の学生2名に試験課題を漏洩するという事案が発生いたしました。

同年7月、公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構(以下、「機構」)からの指摘を受けて学内調査を行ったところ漏洩の事実が判明し、機構の調査により当該試験が無効となり、1212日にやり直し試験を実施しました。

これにより課題を漏洩した大学院生及び専攻生(いずれも嘱託歯科医師として勤務)を学則に基づきそれぞれ122日付で無期停学処分とし、就業規則に基づき1215日付で嘱託歯科医師職を解雇しました。また、漏洩に関与した学生2名については、学則に基づき122日付で無期停学処分とし、機構により当該年度の受験資格が取り消されたためやり直し試験の受験を認めませんでした。さらに教学を司る学長を訓告とするとともに、歯学部長、歯学部教授会、OSCE委員会委員長及びOSCE実行委員会委員長に対して厳重注意を行いました。

 この度は、大学内の統制の緩みから教育機関として、また医育機関としての信頼を裏切り、かつ、歯学部学生が臨床実習に参加するための制度的保証を揺るがす事態を招くこととなり、心よりお詫び申し上げます。今後二度とこのような事態を起こさぬよう、教職員並びに歯学部学生に対して、医療系大学における臨床実習の意義と、実習へ進むための基本的な臨床能力を評価する共用試験の重要性を再認識させ、厳格な運用の徹底と規範意識の向上に努めてまいります。

以 上

 

2021年24

学校法人 明海大学

理事長 宮田 淳

 

本件に対する問合せ先:明海大学歯学部事務部学事課 049-279-2711

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